私が海堂薫と付き合い始めてから1ヶ月たつ。
切っ掛けは親友のちゃんと男子テニス部のマネージャーをやり始めて
それで薫君にある日の放課後告白されたのだ

正直驚いた
普段はあんなに無愛想で皆を睨み付けてる奴が
私なんかを好きだなんて…
でも本当は嬉しかった…
私も時々見せる優しさが好きだったから

私は付き合うのが海堂薫が初めてなのだ
だから何の経験もない

彼と付き合ってる1ヶ月間も特に何もなかった
彼は無愛想であり、私も経験不足であり
二人ともとてつもなくオクテ
デート中でも手を繋げずキスもまだした事がない
てゆ〜か、そんなの恥ずかしすぎるじゃん?

どうしようもない二人だ…








合宿MAKE LOVE☆








「ねぇ〜〜?」

「ん〜?何?」

夕焼けのオレンジに染められた部室の中に男子テニスマネージャーの二人
とその親友のの会話が聞こえる

「あのさ〜最近どうよ?」

「何が?」

「何が?じゃないでしょ!海堂君とはどうよ?」

「べ、別に…普通だけど…」

ちょっと疑問をもったような顔をしてを見詰める
そしてこれはハッキリ聞かないと!と判断したのか

「キスは!?」

と大胆に聞いてみる
そしては持っていたホッチキスと紙を床にボトっと落とす
慌てて落ちた紙を掻き集めながら

「ま、まだ…(汗)」

と小さな声で答える

「え〜!?まだなのぉ〜!?もう一ヶ月もたつじゃ〜ん!!」

「うっ、そ、そうだけどさ〜…しょうがないじゃん?二人ともオクテなんだし…」

「んも〜そんな事いつまでも言ってるから全然進まないんじゃん!
 そんなの理由のうちに入らないよ!向こうが迫ってこないんなら自分から迫る!」

「えぇえ!?
 そ、そんな事出来る訳ないじゃん…」

「何で?」

「だって…恥ずかしいもん…」

が顔を少し赤らめて俯く
それを見たが急にに抱きつく

…苦しい…」

「かぁ〜!!こいつってば可愛いんだから!!!」

の腕の中で窒息しそうになっていると
部活の扉がバンッと勢いよく開いた
そして入ってきた人物は…

ちゃ〜〜んvvv」

3年の菊丸英二だった

あ”〜〜〜!!!!ちゃんずるいにゃ〜!!!ちゃんに抱きついて!!!」

「何よ〜!は私の物なんですからね〜だ!」

「んべ」っと舌を出して言う

「違うのにゃ〜!!ちゃんは俺のなの!!!」

「何言ってるんすか?先輩」

疑問を感じたのか喋ったのは達と同級生の桃城武だった
菊丸の後ろからぞろぞろとレギュラー軍が部室に入ってくる
おそらく練習は終わったらしい

「英二先輩、なんか勘違いしてませんか?は俺のっすよ?」

「桃先輩こそ何言ってるんすか?先輩は俺が頂きます」

「越前〜生意気言うのはこの口か!?」

むに〜っと桃城がリョーマのほっぺをつねる
そしてまだに抱きつかれてるは更に赤くなり
顔をの腕で隠す

うぁ〜〜!!(赤面)
よくあんな台詞ぽんぽんと言えるなぁ〜恥ずかしいよぉ〜(汗)
私の好きなのは海堂君だけなのに〜…
で、でもしょうがないよね…海堂君と付き合ってるって事意外の人は知らないし…

以前は海堂に告白された時
「俺達が付き合ってる事は誰にも言うな…なんかうるせぇから…」と口止めをされていたのだ
そして約束を守っていたなのだが
どうも勘が鋭いだけには付き合って一週間の時にバレてしまったのだ

「「「よし!!」」」

急に何やら叫ぶ菊丸と越前に桃城
するとの腕から離れて今度は彼女の後ろに隠れていたに向かう

「こうしたら本人に聞くしかねぇな、ねぇよ」

「そうっすね。この場で全部ハッキリさせちゃいましょう」

ちゃん…」

「「「俺達の中で誰が一番好き!?」」」

三人同時で息ピッタリ

「ぇ…えっ!?そそそそそそんな事!!!急に言われても…」

「ぃんや!今日こそはハッキリしてもらわないと俺達の気がすまないにゃ!」

は俺が好きなんだよな!?」

「いや、俺っすよね?先輩!?」

「ふしゅ〜…」

急に3人の後ろから聞き慣れた声(?)が聞こえた
見るとそこにはの彼氏、海堂が立っていた
顔を見るとちょっと不機嫌そう
困ってるが助けを求める目で見るが彼は何もしない
とゆ〜より何も出来ない
今助けに出たらすべてがバレてしまい、騒ぎは大きくなってしまうから

「あ、あの…私…」

言いたくても言えない

「えっと、その…私…」

4人の視線が痛い





「私が好きなんです!!!」





そしてに再びひしっとしがみつく
レギュラーが全員固まってる
でもはなんだか嬉しそう…

もうヤケクソ!!!レズとでもなんとでも思え!!!

「キャ〜嬉しいわvvv」

「えへvvじゃあもう遅いからそろそろ帰ろうか、?」

と言い二人が部室から去って行く
唖然としたレギュラーを残して

ごめんね海堂君!!でも何とか誤魔化せたよね…?



―そして帰り道―

「あ”〜どうしよう…海堂君に変に思われなかったかな…」

「まぁ、いいんじゃない?
皆に言うなって言ったのは本人だし」

「そ、そうだけどさ〜(汗)
 はぁ〜…でもいつになったら言ってくれるんだろう…
 なんか言ってくれるまでずっとあの3人に迫られそう…(死)」

「あぁ…あんたモテるもんね」

「うぅ〜…何で私だけこんな目にあわなきゃいけないの…(泣)
 普通に海堂君とラブラブになりたいだけなのにぃ〜!」

「だったらさ…」

ピタッと立ち止まる
何か思いついたらしい

「だったらさ、今度の合宿は?」

「え…?」

そう、来月から夏休みで
男子と女子テニス部は3泊4日の合宿の予定
もちろんハードな練習もあるが
その後お約束のキモだめしや花火もあるらしい

「ラブラブになる絶好のチャンスじゃん!!!
 二人っきりになれるように私も強力するからさ!ね?」

「う…うん…」

「よし!じゃあ決まりね!!」

「えっ、ちょっと待ってよ!!」

るんるんと今度はスキップで歩き始める
そしてそれを追いかけるであった



―そしていよいよ合宿の初日―

「今日は予定より遅くついてしまたから練習はしないが、明日からはハードなスケジュールなので皆覚悟するように」

眼鏡を「キランッ」と光らせにやっと笑う乾
それを見た全員はぞっと寒気を感じるのであった…(笑

「とりあえず、今日は明日にそなえてゆっくり休むように
 夕食は7時なので30分後にはまた集合するように!」

この言葉で皆はぞろぞろと自分達の部屋へ荷物を抱えながら行く
男子テニス部と女子テニス部は別々の寮なのだが
人数の問題では男子テニス部と同じ寮に泊まる事になっていた
そして偶然にも達の部屋は海堂と乾の部屋の隣なのであった…



***の部屋***

、私先に食堂行って料理手伝ってくるね」

「あ、うん。私ちょっと着替える。バスの中で汗いっぱいかいちゃったから」

「うん、じゃあ、また後でね!」

「じゃあね」

『バタンッ』

が部屋を出て行きは一人になった
さっそく着替えようと着ていたTシャツを脱ぎ始める
寮の男子も女子の寮の方や外にあるコートを見に行く為
ほとんどが部屋から出て離れていて
寮の中はとても静かであった

うわぁ…なんかしーんとしてるな…
私以外誰もいなかったりして…

なんて思いながら鞄から綺麗な服を取り出そうとしたその瞬間…
鞄の上へ天井からだろうか
ボトッ真っ黒で一段と大きいクモが落ちてきた
は血の気が引いたように真っ青になる
そして…






「きゃぁああああああああ〜〜〜!!!!!!!!!」





女子寮まで響くようなでかい声で叫ぶ
その声に反応したのだろうか
クモはの方向へと歩きはじめる
部屋の墨で着替えていたためは逃げ場がなく固まる
すると急に「バンッ」とドアが開き
慌てて隣の部屋から駆けつけた海堂が入ってきた

!?」

「か、海堂君…」

涙目と振るえた声で海堂を見詰める
姿は下着のまま
海堂は顔を真っ赤に染めた
だがの鞄の上に乗っかってるクモを目にし
それどころではないと思い
自分がさっきまで読んでいた乾からもらった練習メニューを使い
クモをそれに乗せ窓の外へとほりだした
安心したのだろうかへなへなと床へへたり込む

「お、おい。大丈夫か?」

心配そうに様子を窺う海堂
すると急にギュッとにしがみつかれる

「うわぁ〜ん!!クモ怖かったよぉ〜!(泣)」

海堂は耳まで真っ赤になる
あまりにも可愛い彼女を見て自分も彼女の背中に手をまわす
初めての感触、自分の腕の中にこうまでスポッと入るとは
柔らかい肌に触れた
そして触れた瞬間違うものにも触れてしまった
彼女が着ているブラジャーのホックだ…
我に戻りこのひじょ〜〜〜にヤバイシチュエーションに気付く海堂
さっきの悲鳴も多分他の奴らにも聞こえただろう
後からやってこられてこんな姿を見られたら大変だ!!

「フシュ〜…ぉぃ…ふ、服着た方がいいんじゃねぇか…?」

この一言で泣き止み
状況に気付く
彼女も顔を真っ赤に染める

「いやぁああああ〜〜〜〜!!!!」

気付くのがあまりにも急だったためショックをうけ
海堂を
おもいっきり突き飛ばしてしまった

「なんだなんだ?誰だよ、騒いでんのは?」

ヤバイ!!他の奴らがやって来る!!
慌てて部屋から出て行く海堂
も他の男子が部屋に入って来られないようにドアに鍵をかける

やだぁ〜!!!!!私ってば何やってんの!?
下着のまんまで海堂君に抱きついたりなんかして!!
その上海堂君なんにも悪くないのに突き飛ばしちゃったし!!!
まだお礼も言ってないのに…これじゃあ顔も合わせられないよぉ〜!!!!!(泣)

その後は頭を抱えながら
集合時間まで部屋に閉じこもったまんまで
全然食堂へ手伝いに来なかった為
の分もが働かなければならなく
後からは彼女に酷く怒られたとさ…






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あとがき    8/1/2004
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えっと、千絵様のキリリクです。海堂パロ♪
本当は一回で読み切れるパロにしようと思ってたんですが…
「合宿」とはイベントが何個かありまして、全部入れたかったので連載になる事になりましたv
よくあるネタでしょうが…
まだ海堂とドキドキきもだめしに花火がありますんでv
ですから飽きずに読んでくださいね♪