今日は珍しく目覚めが良いいつもより機嫌良く、部活の朝練へと向かった
花言葉の理由
「今日は何が起こるのかな〜??」
少し浮かれた様子で歩きなれた学校への道を進む
正直ワクワクしてるです
『目覚めの良い日は良い事がある』
小さい時からお母さんに言い続けられている事
もちろん、私だって信じている
『信じるものは救われる』
それも母親譲りの私のモットー
今までも目覚めの良い日は必ずと言っていいほど良い事が起こっている
信じるには十分な理由
「お、じゃね〜か!」
背後から自分の名前が聞こえ、振り向いたら向日先輩が勢い良く手を振ってこっちに向かってくる
「あ、向日先輩おはよ〜ございます!」
「何や、今日はえらいご機嫌やな。」
「忍足先輩おはようございます!」
向日先輩に少し遅れて来る忍足先輩にも挨拶する
忍足先輩のお見通しの発言にエへへへと思わず素直に笑ってしまう
そんなに私って判りやすいかな??
三人で世間話をしながら登校した
着替える為に忍足先輩と向日先輩は部室に、私は女子の更衣室へと向かい別れた
「えっと…ミーティングルームのメンテナンスと…」
マネジャーとしての仕事の一つをこなすべき校内の馬術場の隣にある部室へと向かう (氷帝の敷地内が知りたい…(苦笑) Byロウ)
ミーティングに使う部室の小部屋に入る為、部室のドアノブに手を置いたと同時にに背後から声がした
「あ!!おはよう〜!!」
「ん〜?あ、ちゃんおはよ〜!!」
馬術部の一つ年上の大親友、 ちゃんが立派な馬に跨って近く寄るようにフェンスまできた
「何?部室の片付け??跡部も自分でやれば良いものの…」
跡部先輩を忌み嫌ってるちゃんが早速文句を言い始め少々笑ってしまう
「跡部先輩だってテニス部の部長で忙しいし…
それにマネージャーの私がやんないといったい何をやるの?」
私の事を妹のように思ってくれてるちゃんは納得してない顔でブツブツ呟き続ける
「えっと…あれ?新しい子?」
気まずい空気を換えるべき先程気になった事を問い、フェンスに近寄り馬に手を差し出す
そして私の言葉で先程の会話など存在しなかったように眩しい笑顔が戻ってくる
この話題になると元気になるんだよね…(苦笑)
「えへへへ、宮崎にいるおばさんにもらったの!」
「へー…」
嬉しそうに答えたちゃんの言葉を合図のように綺麗な白い鼻が私の手による
「『トラケーネン』て言うロシアのウォームブラッド(温血種)なの!綺麗でしょ?世界のトップクラスのショーには結構いたりするんだ〜…」
そういって私には到底判らない馬専門用語で詳しく説明しはじめ、馬上から大きい白馬を撫でる
「へー、本当に綺麗だね。雄?雌?」
「雄。」
「名前は?」
「えと…弦一郎…」
照れくさそうにぼそぼそと名前を言う
…今変な名前が聞こえたような…
「…はい?」
いや、ありえないただの聞き違いだ…てか聞き違いであってくれ…
そう心に願いながらもう一度名前を聞いた
「…、判ってて聞いてるでしょ…」
「いや、あまりにも声が小さかったんで聞き間違えかと…。で?」
「だ〜か〜ら〜げんいちろー!!!弦ちゃん!!!」
「…………承知ですか…………??」
ついに切れて赤面しながら大声で名前を訴える
いつかの男子テニス部の全国大会で行なわれたちゃんとの会話を思い出す
―
「いよいよ対チャンピオン校だね」
「うん。…てか、もうS1、これで最後だって…」
「で、あれが跡部の相手か〜…………」
「…無視かい…」
「………………」
「ん?」
「………………」
「ちゃん…???」
「か…」
「…??はい…?」
「かっこいっ…!」
「は〜?!」
―
あの時、視線の先には確か…中学テニス会『皇帝』こと真田弦一郎さんがいた…
思わず幼馴染の好みのタイプに溜息をつく
「うぐっ…!今、、溜息ついたでしょ?!」
「うん。ついた。」
「うぅ〜〜…あんたはどうなのよ!?跡部は?!」
言い返せなのか私の痛い所を付いてくるちゃん
反論すべく口を開いた
「べつ…「俺様がどうしたって? 。」
「え、あ、跡部先輩?!」
「うげ!跡部!!」
『噂をすれば影』
本当にそうだよね………顔が、熱い…
「ん?なんだ、新入りか?」
私の隣まで寄ってきてちゃんの……『弦ちゃん』を観察する
「ほう、トラケーネンか。立派だな…良く世話されているようだな…」
「あったりまえ!私のだもの!!」
「だが、俺のシルバーミーティア号には敵わねーな…」 (満足)
「な!?」
鼻で笑ったように跡部先輩がもんのすごい事をおっしゃる
……やば……始まる……
「えと、私はこれで失礼しま〜す……」
そう小さく言い放ちその場を去った
部室のドアを閉めた途端ものすごい言い合いが始まった
ナイスタイミング、私!!
「〜!!!!!!!」
「〜!!!!!!!」
さ、お昼時間だ!と喜んだ途端に私の事を呼ぶ、見事にハモった二つの声
……嫌な予感がする……
そう思った寸前に教室のドアが開き、勢い良く同時にちゃんと向日先輩が一斉にドアを潜ってきた
―嫌な予感的中。―
「退け!向日!!」
「何言ってんだ?!お前が退けよ、 !!」
私の目の前に来てくだらない(はず)言い合いを始める
他のレギュラーの先輩達も二人を平然と無視しながら教室に入り、寄ってくる
隣席のチョタ君のところに並んでちゃんと向日先輩のくだらない喧嘩を呆れながら見る
「冗談じゃない!!ここは姉である私がに渡すのが先でしょ?!」
「いつからお前がの姉になったんだよ?!」
「血は繋がらなくとも心は繋がってんのよ、バーカ!!」
「うげ!それじゃ、が可哀想じゃねーか!!」
「な?!一体どういう意味よ?!大体ね、私が言わなかったら……」
どんどんエスカレートして行く喧嘩
「えっと…先輩達、さん、移動しません?」
ナイス!チョタ君!!
そして素早い相談で屋上に行く事になった
「で?一体何の騒ぎでしょうか…?」
少しご機嫌斜めふうにことの理由を問い出す
「はい!はい!これ!!」
「わ!ずり!!」
私の態度にも関わらず何やら箱を私に差し出す
「??これは…??」
箱を受け取り、頭の周りに疑問符いっぱいにして今度は箱の意味を問う
「、ハッピーバースデー!!!誕生日おめでとー!!!!
…、自分の誕生日を忘れたとは言わさせないよ…」
ごめんなさい。忘れてました。
「ちっ!もう十分だろ !退け!!
ほれ、!これ俺の!!」
本当は俺が最初に…とちゃんを睨み向日先輩が小さめの箱を私に渡す
それに続き忍足先輩、芥川先輩、チョタ君、宍戸先輩と私にそれぞれ渡す
以外にも若君に樺地君からも貰い、プレゼントいっぱいになってしまった私の両腕
「あ、ありがとう…ありがとうございます!!」
私の礼を合図に先程の喧嘩など無かったようにイエー!!と一緒に叫び、パーティクラッカーを鳴らすちゃんと向日先輩
どこからか飲み物や食べ物やらと出て来て、気付いたら誕生日パーティになっていた
私がなぜか中心になってて、皆が私を喜ばせようといろいろ持て成してくれた
あっと言う間に昼休みが終わり素早くパーティの片付けが済む
授業に遅れないように私も、ちゃんも先輩達も屋上から降りるべく会談を順番に下る
「」
他の皆がいなくなり、降りようとした途端に腕を捕まれ阻止される
振り向かされ、目の前にいたのは跡部先輩
「、俺からまだプレゼント、渡してねぇ。」
真剣な目で先輩が私を、ほんの少しだけど、優しい目で見つめる
見とれてしまった
―息が出来ない―
(ど、どうしよう……)
「渡す…と言いたいとこだが、放課後じゃねぇと意味ねぇからな…」
フンと鼻で笑いやっと視線を外してくれた
「放課後、他の奴らが部室を出た後、大人しく俺様の事を待ってな。」
そう言い会談を降りて行く
「うわ〜………」
顔が熱い………しかも本日二回目…
「…?いるの?
今跡部と擦れ違ったんだけど何かあっ…??」
後ろからちゃんが未だに降りて来ない私を探しに来た
けど、私にはその声が聞こえなかった
真っ赤であろう私の顔を覗き込んで落ち着くまで私の事をじっと見守ってくれた
―放課後、他の奴らが部室を出た後、大人しく俺様の事を待ってな―
そう跡部先輩はいってたけど…もう20分ほどたってる…
「忘れてるのかな〜??」
少しずつ落ち込み始める私
チ チ チ チ チ
さらに10分たって未だに一人だという現実にそろそろ限界を感じていた時だった
「〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
外から聞きなれた声がものすごい怒りを込めて大声を出していた
何事かと外を覗こうと部室を出た
「よう。待たせたな。」
大きな影が私の上に掛かったと思えば目の前が真っ白に染まり、頭上から聞きたかった声が聞こえた
ゆっくり、本当にゆっくりと上を向くと目の前には白馬に乗った王子様 (くさ! Byロウ)
ちょうど太陽が後ろで逆行していて、眩しい
良く見えなかったけど、誰かすぐに判った
「ほら、手ぇ、かせ。」
何がなんだか判らず成り行きで誘いの手を取り、強く握られる
「しっかり握れよ!」
「え…?きゃ?!」
腕を軽く上げられたかと思ったらその瞬時に私は地面から離れていた
「おい、大丈夫か?」
思わず閉じた目を、優しい声で開いた
気が付いたら私は馬の上にいて、しかもお姫様抱っこで跡部先輩の膝の上に座っているような形になってた
「やっと追いついたわよ!さっさと私の馬を…って跡部!アンタ一体に何を…?!」
ちゃんの声がしてはっと気付いた
今、私と跡部先輩が乗ってる馬は間違いなく…『弦ちゃん』…
「煩いのが来たから、場所移るぞ。いいな?」
質問を合図に軽く抱き寄せられ、馬が加速する
「きゃ?!」
不慣れな乗馬に驚いて思わず先輩に抱きつく
「もう少しだ…我慢しろ。」
先輩の低い声が耳に囁かれる
その仕草で耳まで真っ赤になる
恥ずかしくて腕を先輩の首に回し、顔を先輩の胸に埋め、小さくコクンと頷く
「馬は乗ったことねぇのか?」
やっと馬上から降りてばてた私を気遣ってくれる先輩
「あ、いえ。たまに、放課後にちゃんと一緒に乗せてもらってます。」
「そうか。」
何とか答えを返す
馬を繋ぎ終え、私の隣に座り込む
あ、やば…また顔が…
「おらよ。」
目の前に差し出されたのは小さな箱
受け取ると同時にそっぽを向いてしまった先輩
「ありがとう…ございます…。」
「ああ。」
沈黙が訪れる
……気まずい……
「あ、あの!開けても、良い…ですか??」
この空気をどうにかしようと一生懸命考えた末の質問
…何で他に思いつかないんだろう、私…
横目で私を見、コクンと頷く
「ああ。お前に渡したプレゼントだ。何故開けちゃあいけねぇんだ?」
「あ…すいません…」
「…なんでお前が誤る…」
「ごめんなさい…」
「だから何で…!もういい!…それ、開けてみろ」
手の中の小さい箱を開く
中には小さな五つの花びらの可愛らしい花で、その真ん中に黄緑色の石が入っているシルバーのペンダント
すごく、可愛い…
「桔梗だ。石はぺリドットだ。」
私が一つ疑問に思っていた事の答えを述べてくれた
「着けてみろ。」
そう言われ、えらく気に入ってしまった先輩からのプレゼントを身に着ける
インサイト
「フン。やはりな、俺の眼力に抜かりはねー…」
ゆっくりと先輩の手が私の頬に触れ、顎を持ち上げられた
「似合ってるぜ――――――」
続編に続く
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あとがき 8/28/2005
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えっと、まず一言:
桃花誕生日おめでとう!!!!!!!
え〜、て訳でこれは桃花誕生日祝いの跡部夢!!
最近『もし○○の生徒だったら』と言う会話をしていて、それを夢風に描いてみました!!
こないだ20.5で発見してしまった…氷帝馬術部…正直いいな〜と思ってしまった…(遠目)
桃花と私の性格を考えて(桃花がテニス部のマネジャーだと言うこと意外…)いろいろ書き込んで見ました!
向日、妙に動かしやすい…桃花が好きな忍足をもっと出そうと思ったのに…
出る人出て、出ない人出ないなんて…
実はこれ、「書くスピードが遅いから速く始めよう!」と思いながら1ヶ月速く始めて…一文節目で2週間放置…忘れていました…
「ようし!今度こそ書くぞ!」と思ったらたったの二日…
書き終わった日:桃花の誕生日まで後1週間もあります…
ちょい待ったそこの奥さん、まだまだ終わりませんよ〜?
続編に続き間っす♪
(ツッコミなどはその後に書きます………)