『バカ』は風邪をひかないと言う
何故なら『バカ』は丈夫だと言われるから
逆に夏風邪は『バカ』しかひかないと言う
季節は夏
今年は何処のおバカさんが犠牲になるでしょうか?
夏風邪=バカ
「おはようございます…」
コート上に入って来た人物は元気が抜けたような顔をして挨拶を言い述べた
しかし、いつもの元気がいい挨拶とは違った
「…赤也、どうしたんだ?」
この様子を見て一番最初に反応したのがいつもながら柳蓮司、この人だった
「いや…ちょっと風邪を…」
当本人が少し気まずそうに答えた
「夏に風邪ですか?」
意外とデリケートなんですね。と言う気の利いた事を言ってくれる
さすが紳士の柳生比呂士
「柳生。おまえさん聞いた事なか?
夏風邪はバカがひくんだの。」
胸にトゲが刺さる勢いで鋭い発言を述べたのが、さすが詐欺師の仁王雅治
この言葉を聞いて少々引き気味になる
「…少し言いすぎじゃね?」
「気にすんなジャッカル。バカにバカと言って何がいけないんじゃ。」
赤也のフォローのつもりが仁王の言葉で打ち消されるジャッカル
「仁王の言うとおりだぜ。良かったな!赤也!
これでお前は100%バカだという事が証明されたぞぃ!」
ナイスフォローなのか赤也の肩に手を当てて言い切ってくれるのが丸井ブン太、この人物
「まったくだ。それ以前に風邪を引く事自体たるんどる!」
今日一番のキッツ〜イ言葉を吐き出したのが立海大の鬼副部長・真田弦一郎だった
「先輩達ヒドイっスよ〜…
可愛い後輩が風邪を引いたのに関わらず部活に出向いたんっスよ〜…他に言う事ないんスかぁ〜?」
どこまで本気か判らないこの言葉でそれぞれ違う言葉に引っ掛かり赤也を見つめる
「ヒドイも何も否定できない事実だろう?」
「…お前のどこが可愛いんだ?」
「だったらぶっちゃけ学校休めばいいだろぃ。」
「さすがに学校まで休む訳にはいかないでしょう、丸井君…」
「別に部活ぐらいでなんじゃい…」
上から柳・ジャッカル・丸井・柳生・仁王
「部活に参加するのは当たり前だ。
しかし、一体何をどうやったらこの様な時期に風邪なんぞ引くと言うのだ?!全くもってたるんどる!」
真田のこの言葉でそこに居合わせたメンバーが真田の方を向いて静まり込む
「ん?何だ?当然の事を述べたまでだぞ?」
何か変な事を言ったか?とは聞いて見るものの返事がない
実はメンバー達はある一つの影を見付けてしまっていたのだ
しかもその影とはちょうど真田の死角に立っていた
「…さっきから一体何がおか「弦一郎、そろそろ気付け。」
再び口を開いた途端に柳に中断される
「何の話だ?」
「真田。後ろ、見てみんしゃい。」
?マークを浮ばせながら後ろへと振り向く
「…先輩…」
そこに立っていたのは一人の少女−−だった
「……」
今にも泣きそうな自分の思い人を見て少し焦ってしまう、かなり素直な真田であった
「なるほど。と言う事は姫さんは風邪引いとうと。」
『コク』
場所を移してここは部室
風邪を引いてる赤也との様子を見て外から中へと移動したレギュラー+の面々
仁王の言うとおり、実はこのも風邪をひいたとか
「で、弦一郎があんな事言っていたので多少の、いや、かなりのショックを受けたと。」
『コク』
柳が続いて状況を言う
再びしょんぼりした表情で涙をこらえる
「はははは!真田が泣かせたぞぃ!!」
「うっ…」
めったに見れない状況を明らかに楽しんでる丸井
それに対して図星を告げられ珍しく言い返せない真田
「で?ちゃんが風邪をひいた理由は?」
ジャッカルの質問に何故か赤也がビクつく
「…赤也の看病してたから…」
視線が一斉に赤也に向けられる
「そう言えばさんと切原君は幼馴染でしたね。」
『コク』
おまけに家がお隣同士、親が大親友という事で看病する破目になってしまった
「…赤也が移したのか…」
『コクコクコク』
「うっ!」
真田の発言で頭を激しく縦に振る
無論、彼女だって変な理由で真田に嫌われたくないのだ
このやりとりで言う事無しの状況で睨まれる破目になった赤也だった
朝っぱらから風邪ひいているのにも関わらずいつもより何倍の練習量を罰として与えられた赤也だった
「まったく。倒れるほどなら部活休めばよかったものの…」
温度計の数値を見て溜息をつく
自分の隣にあるベッドで寝転がる人物を見る
「…ごめんなさい…」
部活中に高熱を出し倒れてしまった
この緊急事態(?)の為部活は中止、真田は倒れたとついでにばてていた赤也を連れて帰った
今日親は遅くまで帰って来ないとかで心配になり、の看病の為に恋人の家に留まっていた
「何故が誤る?もともととは言え、赤也が風邪を引いた所為だ。」
「…うん…」
先程から弱い答えしかできず、真田を見つめる
「何か欲しい物はあるか?俺に出来る事なら喜んでやるが…」
手をの額に当てる
熱の所為か熱く感じる
は逆に冷たい手を心地よく感じた
「…大、丈夫…」
「そうか」
気まずいな…
気まずいなぁ〜…
「…なら俺の頼みを聞いてくれるか?」
「…うん…?」
看病してる方の自分が病人にこの様な頼みをしていいのか思わず戸惑う
(…自分らしくないだろうな…)
そう考えながら一つ大きく息を吸う
「その…なんだ?」
「?」
「だ、きしめてもいいか…?」
思わず赤面してしまう
の方を向くと突然の頼みでぽかんとしていた
多分ハッキリと言葉の意味が判らないんだろう
段々と言葉が意味をの頭の中で表し始め赤面する
「……?…!!」
俯いたを見て言い過ぎたかと思い、心配して顔を覗き込んだ
その途端勢い良く自分より遥か小さい身体が胸に飛び込んで来た
「……」
今日何度目かの愛しい名前を呼び、己の腕をその相手の背へ回す
「…風邪…移っても知らないですよ…」
見上げてくる顔を見つめる
注意の言葉を聞き入れ微笑む
「ああ、そうだな。」
照れる愛しい人が腕の中にいる
そして見上げてくる彼女の唇を重ねる
「好きだぞ、。」



あとがき 5/21/2005



ついにx2やっちゃったよ!立海ドリーム!(興奮)
最近、私も立海ブームに乗っちゃってます☆
でもそれ以前に、私がテニプリで一番愛するキャラは真田さんでっす!!!(興奮)
私って変ですか?何万人に一人いるかいないかの存在ですか…!?
……書いた本人が言うのも何ですけど……恥ずかしい〜!!!!/////(照)
一様愛を込めて書いたつもりが…なんか書けてない気がする…(大泣)
今日誕生日を迎えた真田さんに!!!
間に合いましたよ…ね??(大汗)
オーストラリアではアウトでも日本は間に合ってますよね!?(滝汗)
話は突然思いつきましたね…いやもうほんっとうに突然と。
昔っからアニキがママに「病気になるとは精神たるんどる!」って良く言う物だからついつい書きたくなってしまって…(苦笑)
にゃは〜!私が看病されたいかも〜、真田さんに!「好きだ」ってメチャ言われたい〜!(照)
いや〜、自分で言うのも何だけど、さん羨ましい〜!!
で、疑問を抱いてる方に二、三言。
一様カレカノ設定です。判らなかった人、判りにくくってゴメンナサイ。(汗)
幸村部長いません。
仁王、方言書けません。ゴメンナサイ。
真田さん=王者/皇帝と言う事で仁王はさんの事『姫さん』と呼んでます。
赤也風邪でゴメンナサイ。苛めてゴメンナサイ。(汗)
真田さんらしくなくってゴメンナサイ。この人動かしにくいかも…状況が状況だから…(泣)
以上です。てな訳でおまけです☆
これは最初っから思いついていました!読んで下さい!!!
―次の日―
赤也「おはようございまっす!!!」
「おはようございま〜す!」
柳「風邪は治ったのか?二人とも。」
赤&「「はい!!」」
ブン「うげ!早っ!!」
仁王「別に驚く事じゃないぜよ丸井。
夏風邪はバカがひくもんだけど逆にバカは治りやすいもんじゃ。」
ジャ「仁王…お前なんでもかんでもキツイな…」
柳生「真田君、おはようございます。」
柳「…弦一郎どうしたんだ?」
「あ、真田先輩って…もしかして本当に移ったんですか…?」
ブン「うわ!なっさけね〜!」
赤也「『一体何をどうやったらこの様な時期に風邪なんぞひくと言うのだ?!全くもってたるんどる!』でしたね♪」
ブン&赤「「(大爆笑)」」
ジャ「言い返せないな、真田。」
仁王「堪忍しんしゃい、真田。お前さんが始めたんだしの。」
柳生「…確かにそうですね…」
「ごめんなさい…」
真田「………」
この日から一生言われるのであった
頑張れ真田副部長!!!
以上です♪
初他校が真田さんだなんて思いもしなかったな〜…
それにしてもいつもながら長いあとがきだ…